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'16 5 17 藤沢駅北口の赤線跡を歩いてみた

前回の西台から程無くして、筆者は次の巡検へと向かった。
今回の目的地は藤沢であり、筆者の大学の授業が終わるのが丁度お昼時であったので大学から直行して訪れた。
久しぶりにラーメン二郎が食べたくなり、藤沢二郎に行くついでに巡検もといったノリで訪れた。筆者は今年に入ってからはめじろ台、大宮、品川、亀戸の二郎にしか行っていない。2年前は毎週行ってたし、多くて週3とかで通っていたのに…

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藤沢駅を北に出ると真っ先に目に入るのが静岡銀行。
実際に神奈川県内に来ると静岡銀行を見かけることが多いし、静岡から首都圏進出をするとなると神奈川が一番お手軽だから客のニーズも多いのかもしれない。

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同じ場所から少し体の向きを変えればスルガ銀行も見える。
スルガ銀行は沼津が本店の銀行であり、このスルガ銀行も神奈川県内ではやたらと見かけるうえ、この近辺の市町村の指定金融機関になっていたりもする。実際にここ藤沢市では浜銀とスルガの輪番制となっている。
神奈川から静岡県内に行く方が北関東なんかよりも近いのだろうから致し方ない。

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ほどほどに栄えている道があったのでそれと無く歩いてみた。
感想と言う感想はBOOK-OFFがあった程度であり、筆者が揃えようとしている「島耕作」の持っていない巻が売っていたので6冊買えてよかったということぐらいだ。

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しかし、それで済ませてしまうのは勿体ない。
せっかく藤沢まで来たのだから何かしらの収穫は得て帰りたいというのが本音である。
よーく写真の右側を見てもらいたい。

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「感謝、慎み、たすけあい」
これは陽気ぐらしのキーワードではないですか!
こんなところに天理教の教会があるとは思わなかった。大発見である。
こちらは天理教保高分教会となっており、この路地の先にある赤い屋根の建物に教会があるようだ。

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この通りから少しそれると、これまた見ごたえのありそうな雑然とした古い町並みがひろがっている。
DEEP案内のサイトにも藤沢駅の北側は赤線地帯であった旨の記載があったが、具体的な場所まではわからずに訪れた。まさかこんなに簡単に見つけられるとは思っておらず、感動してしまった。

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うんうん、この感じである。質屋っていうのもまたソレっぽい雰囲気を醸し出している。
奥にツタみたいなものが鬱蒼と茂っている箇所があるが、実に場末感を超越した何かが漂っていた。
ツタの絡まったものは基本的に臭いという固定観念があるのだが、筆者だけだろうか。実際に甲子園球場の近くに住んでいたことがあったが、あの球場は正直いいニオイはしなかった。また、山谷にツタの絡まった旅館があるが、そこは激臭が漂っていた。

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ツタの近くには「すなっく 小のぶ」と書いてある看板があった。
今となってはスナックなんて、ビンゴじゃないですか…

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しかし、筆者は細い路地を見つけてしまい、スナックの方とは逸れた方向に歩いてゆくことにした。実際にこういう路地を見つけると無性に歩きたくなるんだし、仕方ない。

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路地を通り抜けたら戸建てやマンションが立ち並ぶ場所に出たのだが、何だか不自然な雰囲気を残していた。
戸建てからはこれといった生活感が無いわけでもないのだが、無秩序にマンションが建っていて四六時中陽の目を見ることの無さそうな感じだ…
昔からの住民でもない限り好んで住みそうにないし、実際によそ者を受け入れ無さそうな感じを抱いた。それもそのはず、元はと言えば赤線地帯なのだし。

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ここまで来ると旧赤線地帯からは外れるのかもしれないが、独特の空気感は残っている。
この近辺は駐車場に使われている土地も多く、これからマンション開発とかに持ち込まれるのだろうか。

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店のあたりをヤ〇ザっぽい雰囲気のチンピラだか何かが闊歩していたので無音カメラで遠くからこっそりと撮影してみた。
「姫ごと」というファッションヘルスがあるが、これまた看板のデザインのレトロ感も含めてすごいネーミングである。
赤線地帯のなれの果てがコレになるのだが、どんなお店かは是非検索して調べてください。

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最近になって急速に民進党のポスターが増殖しつつある現在、民主党のポスターは数を激減させつつある。この写真もいずれとなっては貴重なものとなってゆくのであろう。
で、ここで筆者がお見せしたいのはこんなポスターではなく、後ろにあるどう見ても廃墟なバラックである。
解体されるチャンスもなくダラダラと残され続けているのだろう。

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またまたツタに覆われた建物を発見してしまった。
DEEP案内の方でツタの絡まったバーと、その隣にある「かつ善」という名のとんかつ屋が紹介されているが、バーのツタが成長した挙句かつ善の方を覆うようになってしまったことが伺える。
DEEP案内では2010年に記事が書かれ、2014年に更新がされているようであったが、2016年現在はこうなっていると対比してみると面白い。

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ツタのすぐ先には仲好会というスナックがアパートのような建物に何軒も入ったものがあったが、筆者が行った時には「仲好会」の看板も無くなっていた。Googleマップでその名称を確認したぐらいなのだから。

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さて、先に紹介したツタの絡まった赤線地帯に戻ることとした。
どう見ても現役の自転車が停まってはいるのだが、建物は次の大地震で紛れもなくペチャンコになりそうな木造の廃墟寸前と化している。残念ながら人の気配も無かったわけなのだが…

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どうもあのツタは「門」に絡まっているものらしく、その門は赤線地帯への入り口を示すようなものではないかという見方もある。こちら(http://parupuntenobu.blog17.fc2.com/blog-entry-900.html)のサイトによれば、ツタに絡まる前は木製の門であったことが分かる。

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廃墟なりかけの区画を抜けると再び赤線の外に出るわけだが、区画整理をいい加減に進めたいという藤沢市の意向が道路にあらわれていた。綺麗に整備された道路も「スナックせきれい」を前にして途絶えてしまっているかのようであった。

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藤沢駅前に戻ってきた
駅前は神奈川中央交通や江ノ電バスが停泊しており、特に神奈川中央交通(かなちゅう)は見慣れた神奈川の光景といった感じである。いずれも小田急グループの会社だ。

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よくもまぁ、こんな所にイタズラ書きをするよなと。誰もが目にする駅前の信号に描くというのも街の顔に泥を塗っているかのようだ。

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薬物で青春を捨ててはいけないし、青春でないにせよ薬物に手を出すのは危ないのでやめましょう。以上、藤沢駅からお送りいたしました。
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